山形県天童市大字成生1971-26
山形県上山市金谷字土矢倉307-1
平成29年6月に私の後任として理事長に就任した伊藤正志氏が令和3年10月にご逝去されました。当法人にとりましては、掛け替えのない理事長でした。ご冥福を祈るばかりです。
従いまして、理事長の残任期間を私が再び務めることになりました。再任ということになりますが、前理事長同様に格別のご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
さて、当法人は、昭和36年に先人たちの福祉にかける強い思いと実行力で創設されました。
そして同年に県内初の救護施設として、障害を持ち、在宅で日常生活を営むことが難しい方々を受け入れる「紅花ホーム」を天童市に開設。昭年42年には在宅での日常生活が困難な高齢者を受け入れる「養護老人ホーム蔵王長寿園」を上山市に開設しました。
開設当時は、現行の生活保護法が施行されて10年余り、福祉六法体制が確立され高齢者や知的障害者等の支援制度が整えられようとしていた時代でもありました。
両施設とも今日まで、入所者には明るく楽しく安らぎのある生活ができるようにと念願し、経営基盤の強化を図るとともに、その提供する福祉サービスの質の向上と、地域社会に貢献できる法人として、精進してまいりました。
また、生活保護法及び老人福祉法に基づき、それぞれの時代の要請に応え、着実に発展してまいりました。
これも利用者の皆様、先輩役職員の方々の並々ならぬ努力と、地域の方々、自治体・行政等関係諸氏のご理解とご支援の賜物と深く感謝を申し上げる次第です。
令和3年は当法人の創設、そして紅花ホームの開設からそれぞれ60年、人間でいえばめでたい還暦を迎えました。
還暦とは60種類ある十干十二支の干支の組み合わせが一巡し、最初に還ることです。
役職員一同、開設当初の初心に還り、理想を高く持ち、施設利用者と一体となって、明るく、安全・安心、住みよい環境をめざして、また地域福祉の向上と社会貢献を目指して日々努力してまいります。
令和3年12月
社会福祉法人山形県玉葉会
理事長 後藤久彌
役職名 | 氏名 | 住所 |
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評議員 | 大山るり子 | 天童市 |
評議員 | 東海林幸吉 | 天童市 |
評議員 | 齋藤富夫 | 上山市 |
評議員 | 加藤武雄 | 上山市 |
評議員 | 細谷康夫 | 天童市 |
評議員 | 菅野茂 | 東根市 |
評議員 | 八嶋紀久男 | 山形市 |
理事長 | 後藤久彌 | 天童市 |
業務執行理事 | 土屋信 | 天童市 |
理事 | 佐藤権一郎 | 上山市 |
理事 | 阿部昭雄 | 上山市 |
理事 | 川口弘子 | 上山市 |
理事 | 今田明 | 天童市 |
監事 | 飯田豊 | 天童市 |
監事 | 小座間伸一 | 天童市 |
当時、県内の社会福祉関係者が一堂に会し、福祉の当面する諸問題や長期的展望に立った福祉事業を推進するための研究、協議をする場として例年山形県社会福祉大会が開催されていた。昭和33年9月、新庄市にて開催された第8回山形県社会福祉大会において、心身に著しい障がいがあるために自立した日常生活ができない方々で生活保護法の被保護者の推計500余名のための入所施設として救護施設の必要があることが総会に提議され満場一致で決議された。
この決議を採り上げ昭和35年お年玉年賀はがき多額配分金を主体とし、山形県、山形県共同募金会の補助金配分金を資金として、救護施設紅花ホームの建設が計画された。さらに、社会福祉法人山形県社会福祉協議会経営にかかる東根母子寮をその経営から分離し、両施設を経営する目的をもって法人を設立する。
昭和36年3月 | 社会福祉法人山形県玉葉会法人設立認可 |
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昭和36年4月 | 救護施設紅花ホーム開設 定員100名 |
昭和42年7月 | 養護老人ホーム蔵王長寿園開設 定員50名 |
昭和43年9月 | 養護老人ホーム蔵王長寿園 定員100名 |
昭和45年10月 | 東根母子寮の当法人への移管 |
昭和49年10月 | 救護施設紅花ホーム 定員130名 |
昭和60年11月 | 宿泊利用施設鳥海荘の当法人への移管 |
平成7年6月 | 養護老人ホーム蔵王長寿園全面改築 |
平成7年7月 | 養護老人ホーム蔵王長寿園生活管理指導短期宿泊事業開始 |
平成15年3月 | 救護施設紅花ホーム全面改築 |
平成18年10月 | 養護老人ホーム蔵王長寿園特定施設入居者生活介護事業開始 養護老人ホーム蔵王長寿園訪問介護事業開始 |
平成29年4月1日 | 救護施設紅花ホーム 定員115名 |
私たち社会福祉法人山形県玉葉会職員は、利用者の人権擁護に基づく倫理観を共有し、福祉従事者として専門的知識と技術をもって利用者一人ひとりの自己実現のために真摯に取り組んでいくことを宣言いたします。