施設の目的
救護施設は、生活保護法第38条に規定されている施設です。具体的には経済的な問題や身体や精神に障がいがあって日常生活をおくることの困難な方が健康的に安心して生活するための施設です。また、他法や他制度では対応できない方の受け入れなど、「地域におけるセーフティネット」の役割を持っています。紅花ホームでは利用者一人ひとりの状況に応じて、自立心を養い明るく楽しく安らぎのある生活を送っていただくための生活支援を行っています。
支援内容と体制
生活支援
所定の日課に沿って生活していただきながら、一人ひとりの実態に即した支援計画に基づき生活支援を行います。作業、クラブ活動、季節毎の行事等があります。
医療支援
診察 月2回(内科、精神科)
毎日の観察による疾病の早期発見や、入院や通院に対応して早期回復を支援します。
食事支援
利用者一人ひとりの嗜好に配慮した献立や、季節の食材を用いた郷土料理等、家庭的な食事を提供しています。嚥下食(刻み食、ミキサー食、ソフト食)に対応しています。
生活支援にかかる職員の配置基準等
指導員2名、介護職員24名、看護師2名、栄養士1名、医師(嘱託)2名
※入所状況によって変わることがあります。
特別事業(生活困窮者支援等)
一時入所
生活保護の被保護者の方で次の事項により保護の必要性が比較的高い方を対象としています。福祉事務所等からの利用通知にもとづきます。
- 居宅で生活する精神障害者等であって、一時的に精神状態が不安定になる等の理由により、居宅生活が困難になる方
- 精神科病院入院患者又は退院患者であって、退院に向けた体験利用や訓練のため一時的に入所することが適当な方
- 実施機関が特に一時入所の必要があると認める方
- 利用日数:1~7日、必要により30日まで延長可
- 定員:3名
体験入所
利用者個人の申し出にもとづきます。
- 入所することを目的に施設内の生活を体験します。
- 利用日数:1~7日(一日に満たない利用も可)
- 定員:若干名
居宅生活訓練事業
入所している方を対象に施設から離れた訓練用住居において、より実体験的な生活訓練を行い居宅生活への移行を支援します。訓練期間は原則1年。
生活困窮者就労訓練(中間的就労)事業
ただちに一般就労を目指すことが難しい方を対象に、訓練として、就労体験から支援付きの雇用を提供する事業です。利用者の方の能力や適性、状況に応じて作成した個別の就労支援プログラムに基づき一般就労に向けた支援を行います。就労日や就労時間を少しずつ増やしていくことなど、利用される方の意向に沿いながら話し合いで決めていきます。次により利用できます。
- 非雇用型:利用者の方は、事業者と雇用契約を締結せず、有償または無償で就労訓練を行います。
- 雇用型:利用者の方は、事業者と雇用契約を締結し、担当者の支援を受けながら働きます。
- 対象者:生活に困窮している方や生活保護受給者のうち、働くことに自信を失っている方や心身に不安を抱えたりしている方、長期離職されている方等、すぐに一般企業等で働くことが難しい方が対象です。
- 訓練内容:施設内、敷地内の清掃作業、入所中の利用者の生活支援等(見守りや話相手、行事の準備、クラブ活動、入浴準備、洗濯作業、衣類たたみ等)
利用をお考えの方は、山形県のホームページに掲載されている
自立相談支援機関の窓口にまずはご相談ください。
※生活保護受給者の方は、福祉事務所等の担当者にご相談ください。
施設案内
施設名 |
救護施設 紅花ホーム |
所在地 |
〒994-0006 山形県天童市大字成生1971-26 |
TEL |
0237-47-0241 |
FAX |
0237-47-0551 |
MAIL |
kokahome@gyokuyokai.or.jp |
開所 |
昭和36年4月 |
全面改築 |
平成15年3月 |
敷地面積 |
17,699.27㎡ |
延床面積 |
4,309.16㎡(体育館含む) |
建物構造 |
鉄骨造亜鉛メッキ鋼板葺渡り廊下平屋建 |
主な設備 |
居室(一人部屋6室、二人部屋6室、4人部屋28室)
地域交流スペース(会議室、ボランティア室、ゲストルーム)
全館冷暖房設備、スプリンクラー設備、浴室チェアリフト、床暖房(食堂、談話室、作業室、脱衣室) |
定員 |
115名(男性65名、女性50名) |
-
外観
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個室または2人部屋として利用
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3人または4人部屋として利用
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ゲストルーム(ご家族用、宿泊できます)
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会議室
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談話室
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食堂
アクセス
【車】JR天童駅下車約16分/JRさくらんぼ東根駅下車約14分
【バス】天童バスターミナル(JR天童駅前)『村山・東根方面』道満口バス停下車徒歩約15分
【バス】JRさくらんぼ東根駅前『天童・山形方面』道満口バス停下車徒歩約15分
年間行事
花見会・夏祭り・芋煮会・勤労感謝祭・クリスマス会・新年会・旅行・その他の年中行事等
入所のご案内
18歳以上の入所希望者又は対象となる方→市町村の福祉事務所等→紅花ホーム
資料ダウンロード
お知らせ・イベント案内
News&Topics
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ボランティアを募集しています
- 紅花ホームでは、ボランティアの受け入れによって、施設をボランティア自身の生きがいづくりの場として活用してもらう等、社会貢献を支援します。
- 話し相手、日常生活の支援、行事、歌や演芸、作品づくり等々、ご連絡をお待ちしております。
実習生等を受け入れています
介護福祉士を目指す方の介護実習Ⅰ.Ⅱと、小学校、中学校教諭普通免許の取得を目指す方の介護等体験の実習生を次により受け入れております。
- 介護福祉士は、介護福祉士養成学校を通じて施設へ依頼があるもの
- 介護等体験実習は、斡旋機関等を通じて施設へ依頼があるもの
貸し出します
利用方法
- 体育館、会議室は、「施設使用許可申請書」にて申し込む(PDF版/Word版)
- 水道光熱費等の実費負担額 300円(4時間以内、暖房を使用する場合は1時間毎に400円が追加されます)
- 利用時間 10:00~20:30
- 駐車台数15台
- 備品等は、「物品借用申請書」にて申し込む(PDF版/Word版)
物品リスト(簡易ステージ、卓球台、輪投げセット、座卓、パイプ椅子、芋煮用鍋等)
※体育館内で使用する物品については、施設使用許可申請書へ記入
- 各申請書に使用上の注意事項を記載してありますので、ご確認のうえお申し込み下さい。
※利用にあたっては、非営利の目的に限るものとします。また、施設事業の都合で利用できない場合がありますのでご了承ください。
広報誌『紅花だより』
リンク
全国救護施設協議会